乳房が張って痛い

乳房が張って痛い

出産後早期に起こる乳房の緊張はほとんどが「乳房のうっ血」によるものです。
出産で胎盤が娩出されると、ホルモンの分泌が大きく変わりその影響で乳房への血流が増加します。

 

しかしこの血液が乳房内でうまく循環せずにたまってしまいうっ血すると
緊張状態を引き起こします。

 

産後二、三日目から乳房にハリを感じることが多く、熱を帯び痛みを感じる場合もあります。

 

予防

乳汁の分泌はまだじゅうぶんではありませんが
赤ちゃんに頻繁に吸ってもらうことが大切です。

 

赤ちゃんが吸う刺激によって、プロラクチンやオキシトシンなどのホルモンが分泌されると
乳汁分泌が増え、乳房のハリも日を追うごとに緩和されます。

 

この時期にでる初乳には、赤ちゃんの成長に欠かせない免疫物質が含まれているため
積極的に飲ませるようにしましょう。

 

ハリがひどい時は、水で絞ったタオルを当てて乳房を冷やすと
血管が収縮し痛みや緊張感が軽減します。
この時期は乳汁が乳房に溜まっているわけではないため、搾乳してもハリは治まりません。

 

それよりも乳房を冷やしながら、なるべく赤ちゃんに多くの回数を飲んでもらうことです。
必要であれば助産師さんにマッサージをしてもらうのもオススメです。

 

退院後のハリと痛み

退院後から三ヶ月くらいの間は乳汁の分泌と赤ちゃんの飲むタイミングや量が整わないため
乳房内に乳汁が溜まって出なくなる乳汁のうっ滞が起きやすくなります。

 

また、乳汁の出口でもある乳口が十分に開いていないため
乳管がつまり、うっ滞が起こる場合もあります。

 

一部の乳管が詰まっているときは部分的なシコリになり、複数の乳管が詰まっているときは
ハリを感じます。このハリがひどくなると、皮膚が赤く熱を帯び微熱が出ることもあります。

 

母乳とミルクを併用している混合栄養の場合も乳汁が充分に排出されず
飲み残しの乳汁でハリを起こすことがあります。

 

予防

出産後から三ヶ月くらいまでの間は、ママと赤ちゃんの授乳のリズムが確率しないため
「泣いたら吸わせる」の自律授乳を続けることが大事です。

 

授乳間隔が空きすぎると乳汁が溜まってハリの原因になりますので
なるべく2.5時間から3時間以内に授乳するようにしましょう。

 

また退院後、赤ちゃんの命名式やお宮参りなどの行事で、ごちそうを食べることもあるでしょう。
バランスよく食べるのは構いませんが、油分の多い物を食べ過ぎると乳汁の脂肪分が多くなり
乳管が詰まってうつ乳の原因になることがあります。

 

カロリーを控えめにし、バランスの良い食生活を心がけましょう。

 

乳房内に乳汁の飲み残しがないように色々な角度からすってもらうことも大切です。
クッションやバスタオルを使って、色々な抱き方をマスターしましょう。